ひと息ごとの見はりばん

小林 結衣 著

Trinity Books · 2026年10月14日

ひと息を、わくわくする冒険に。正確でやさしい科学の本が、一生役立つ体を守る習慣を育てます。

読む時間の目安: 約5時間40分(1分に360字で読んだ場合)

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ページ数228ページ

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基本情報

著者日本 小林 結衣
カテゴリー人体のしくみ / 子ども向け科学のふしぎ / 健康の基礎知識
本の言語日本語
発売日2026年10月14日
ページ数228ページ
商品番号TB-W0001-JA
読む時間の目安約5時間40分(1分に360字で読んだ場合)
印刷用PDFA5判・本文PDFと表紙PDF(塗り足しつき:3mm/3.175mm の2種類がダウンロード可能です。) · 228ページ

この本のカテゴリー

カテゴリー学び・教養人体のしくみ

カテゴリー子ども向け子ども向け科学のふしぎ

カテゴリー健康・からだ健康の基礎知識

本の紹介

ひと息ごとに、ほこりや花粉やばい菌が体に入ってきます。それなのに、ふだん私たちが元気でいられるのはなぜでしょう。鼻の先から肺のいちばん奥まで、ひと息の空気の旅をたどりながら、体を守る「見はりばん」を1章に1つずつ紹介する本です。

ひと息の空気といっしょに旅をして、体を守る見はりばんに会いにいこう。

ゆっくり息をすってみましょう。その空気には、体に必要な酸素といっしょに、目に見えないほこりや花粉やばい菌もまじっています。それでも毎日病気にならないのは、体に「見はりばん」がいるからです。鼻の毛、ねばねばした粘液、くしゃみやせき、細い毛のほうき、そうじをする細胞たちが、昼も夜も働いています。

この本は、その見はりばんを一つずつたずねます。15の章で、鼻・のど・気管から、肺の奥にある何億個もの小さな空気のふくろ、酸素を運ぶ血液、空気を出し入れする筋肉まで、1章に体の部分を1つずつ取り上げます。その部分が何をしていて、どうやって病気から体を守っているのかを、身近なたとえで分かりやすく説明します。

どの章の終わりにも「たいせつなことば」があり、新しいことばをいつでも見返せます。肺の奥へ入ってまた外へ出てくる旅のように順番に読むことも、気になる章から開くこともできます。

読み終わるころ、子どもたちは…

  • 鼻から肺まで、空気が通る道を説明できる
  • 鼻・のど・気管が、ほこりやばい菌をつかまえるしくみが分かる
  • くしゃみ・せき・熱が出るわけが分かる
  • 肺と血液が、酸素を体じゅうに運ぶしくみが分かる
  • 手洗い・すいみん・きれいな空気が、見はりばんを助けることが分かる
  • 粘液・線毛・肺胞・抗体などのことばを、自分で使える

目次

  • はじめに:子どもたちと大人のみなさんへ
  • 第1章:空気の中には何がある?
    1. ふだん気にしていない、ひと息
    2. 空気は何でできているの?
    3. 体はなぜ酸素が必要なの?
    4. 空気の中の小さな旅人たち
    5. ばい菌:ほとんどは害がないけれど、そうでないものもいる
    6. 見はりばんでいっぱいの体
    7. 旅は鼻からはじまる
  • 第2章:鼻 ── 最初の門
    1. 顔のただのでっぱりではありません
    2. ふたつのドアと1まいのかべ
    3. ほこりをつかまえる毛
    4. 粘液 ── ねばねばのわな
    5. 空気をあたため、しめらせる
    6. におい ── 鼻の非常ベル
    7. 鼻にやさしくしよう
  • 第3章:くしゃみとせき ── 体の非常口
    1. むずむず、すうっ、そしてドカン
    2. 反射ってなに?
    3. くしゃみの中では何が起きている?
    4. せきの中では何が起きている?
    5. くしゃみやせきは、どこへ行くの?
    6. ひじの内側で受け止めよう
    7. 非常口が大いそがしのとき
もっと見る
  • 第4章:のどと扁桃 ── 交差点の見はりばん
    1. 口のおくにある交差点
    2. しめっていて、にぎやかな場所
    3. 扁桃に会おう
    4. かくれた見はりばんと、見はり小屋の輪
    5. 見はり小屋は、ばい菌のことをどうやって学ぶの?
    6. のどがいたくなったとき
    7. 交差点での分かれ道
  • 第5章:喉頭蓋 ── 食べものを入れない小さなとびら
    1. ふたつの道と、1まいの小さなとびら
    2. 声を出す部分に会おう
    3. 飲みこむとき、何が起きている?
    4. 息をすることと飲みこむことは、順番こ
    5. 何かが変なところに入ってしまったら
    6. 小さなとびらを助けよう
    7. 小さなとびらの先へ
  • 第6章:気管 ── 小さな毛のエスカレーター
    1. 小さなとびらの先へ
    2. さわってわかる、輪のついた管
    3. 小さな毛のじゅうたん
    4. 上にのった、ねばねばの粘液
    5. 働くエスカレーター
    6. エスカレーターを大切にしよう
  • 第7章:気管支 ── 呼吸の木の枝
    1. 道の分かれ目
    2. 何度も何度も枝分かれ
    3. 空気が曲がりくねった道を通るわけ
    4. 枝にそってならぶ見はりばん
    5. 輪ゴムのような筋肉
    6. ぜんそく:枝がとくに感じやすいとき
  • 第8章:肺胞 ── 何億個もの小さな風船
    1. 枝の先にあるぶどうのふさ
    2. どうして大きな風船ひとつではないの?
    3. 紙よりうすいかべ
    4. 大交換
    5. 風船を開いたまま、きれいにたもつ
    6. ばい菌が肺胞までとどいたら
  • 第9章:マクロファージ ── 肺に住むおそうじ係
    1. 肺の中に、だれかが住んでいる
    2. 守り手の大家族
    3. 大食いはどうやって食べるの?
    4. ほこり、けむり、そのほかの小さなつぶ
    5. 警報を鳴らす
    6. あとかたづけと、ひと休み
  • 第10章:血液 ── 酸素を運ぶ赤い列車
    1. 出発しんこう
    2. 血液は何でできているの?
    3. 赤血球と酸素の座席
    4. 心臓 ── ならんだふたつのポンプ
    5. 列車に乗る守り手たち
    6. ひと息ごとに見守る
  • 第11章:横隔膜とろっ骨 ── 呼吸のポンプ
    1. 肺に空気を入れるのはだれ?
    2. 横隔膜:肺の下にあるドーム
    3. ろっ骨:動くことのできるかご
    4. 息をすう、息をはく
    5. 速い息、ゆっくりの息
    6. 脳幹:けっしてねむらない見はりばん
    7. ポンプはどうやって体を守るの?
  • 第12章:熱と休けい ── ばい菌が入ってきたら
    1. ばい菌が見はりばんをすりぬけたとき
    2. かぜとインフルエンザ:よくやってくるふたりのお客
    3. 体が温度を上げるわけ
    4. 鼻水、せき、そのほかのいそがしいしるし
    5. 休けい:見はりばんに働く時間をあげる
    6. 大人の人がお医者さんに相談するとき
    7. よくなっていく:体はおぼえている
  • 第13章:手洗いとワクチン ── 見はりばんを助けよう
    1. どの見はりばんにも、助け手がいる
    2. ばい菌はどうやって乗りものに乗るの?
    3. せっけんと水:かんたんなたて
    4. 免疫のしくみはけっしてわすれない
    5. ワクチン:見はりばんの練習
    6. ちょっとチクッとして、そのあとは
    7. おたがいを守りあう
  • 第14章:きれいな空気とけむり ── 一生、肺を守るために
    1. 一生使う、ひと組の肺
    2. けむりは肺の中で何をするの?
    3. 大好きな人がたばこをすっていたら
    4. 空気のよごれ:いつも見えるとはかぎらないもや
    5. 家の中の新しい空気
    6. 運動:呼吸のチームをきたえる
    7. 大きな息のための、小さな選び方
  • 第15章:毎日の呼吸の見はりばん
    1. ひと息の、はじめからおわりまで
    2. 見はりばんとすごす一日
    3. ねむり:夜の係
    4. 食べものと水:見はりばんの燃料
    5. 遊び、笑い、そして落ち着いた息
    6. ほかの人のための見はりばんになる
    7. ありがとう、呼吸の見はりばん
  • あとがき
  • おうちの方へ:いっしょに読んで、話してみましょう
  • ふり返りクイズ:どれくらい覚えているかな?
  • この本の情報について
  • さくいん
  • 奥付

出版社より

ひと息を、わくわくする冒険に。正確でやさしい科学の本が、一生役立つ体を守る習慣を育てます。

子どもは、自分の体について大きな質問をします。この本が答えるのは、その中でもとびきりの質問です。「空気はばい菌だらけなのに、どうして元気でいられるの?」。事実を並べるのではなく、ひと息の空気が体の中を旅するお話として進み、1章に1つずつ体の部分に立ち寄ります。鼻の毛と粘液、くしゃみの反射、扁桃(へんとう)、喉頭蓋(こうとうがい)という小さな扉、気管の細い毛のほうき、肺のおそうじ係の細胞――章ごとにちがう見はりばんに出会うので、体の守りのしくみが自然に頭の中で組み上がっていきます。

説明は分かりやすく、それでいて子どもっぽすぎません。門、エスカレーター、さかさまの木、赤い列車など、子どもが知っているもののたとえで考えを運び、各章の終わりの「たいせつなことば」でふり返りも簡単です。親子で読む本として書かれていますが、高学年の子がひとりで読むのにもちょうどよく、15章・約190ページの読みごたえがあります。

健康の話は、落ち着いて、ていねいに書かれています。病気の話が出るところでは、体の中で何が起きているかを説明し、心配な症状があれば大人がお医者さんに相談するように、とそえています。手洗い、ワクチン、きれいな空気、すいみんの章では、ふだんの行動が見はりばんを助けることを、こわがらせたりお説教したりせずに伝えます。

評価のポイント

  • 1章に体の部分を1つずつ取り上げるので、大きなテーマでも分かりやすい
  • 身近なたとえと、各章の終わりの「たいせつなことば」
  • こわがらせない、ていねいな書き方
  • 親子の読み聞かせにも、高学年のひとり読みにも

こんな人におすすめ

  • 体のしくみについて「なぜ?」をたくさん聞く、6〜11歳くらいの子ども
  • かぜやせきや手洗いのことを、こわがらせずに説明したい保護者
  • 肺と免疫のしくみを分かりやすく知りたい先生や大人

気になる症状があるときは、お医者さんに相談してください。

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