パンのテーブル

ユーリイ・ベロフ 著

Trinity Books · 2026年11月2日

最初の生地からパンを教えてくれる、やさしい台所の会話。

読む時間の目安: 約5時間40分(1分に360字で読んだ場合)

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ページ数296ページ

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基本情報

著者ロシア ユーリイ・ベロフ
カテゴリーお菓子作り / 料理のレシピ集
本の言語日本語
発売日2026年11月2日
ページ数296ページ
商品番号TB-W0014-JA
読む時間の目安約5時間40分(1分に360字で読んだ場合)
印刷用PDFA5判・本文PDFと表紙PDF(塗り足しつき:3mm/3.175mm の2種類がダウンロード可能です。) · 296ページ

この本のカテゴリー

カテゴリー暮らし・実用お菓子作り

カテゴリー暮らし・実用料理のレシピ集

本の紹介

小麦粉と水と塩、そして少しのイーストがあれば、世界のたいていのパンはつくれる。この本はもっとやさしいところから始まる。オーブンのいらない、はちみつオーツボールだ。そこから一歩ずつ、プレッツェル、編みパン、蒸しパン、サワー種のパン、バターの三日月パンへと進む。いろいろな土地のパンとおやつ61品を、やさしい順に、子どもといっしょに長い台所のテーブルでつくっていく。

台所のテーブルでの長い一日。遠い台所から来た61のレシピと、そのひとつひとつの思い出。

ふるさとを遠く離れた台所で働いてきた年老いたパン職人のアントンと、その隣人で、通りの子どもたちとパンを焼くおばあさんのヴェーラ。ふたりが話しながら、まる一日をかけてパンを焼いていく。本は、朝ごはんの前から夜まで、その一日の時間で分けてある。レシピは章を追うごとに少しずつむずかしくなり、ひとつで身につけたことが次のレシピで役に立つ。

どのレシピにも、子どもにできる手順と大人がする手順がはっきり書いてあり、分量もオーブンの温度も時間も、文だけを読んで焼けるように書いてある。遠い土地でそれをつくっていた人たちの思い出がひとつ、問いとその答え、三問の小さなクイズ、そしておよそ半分のレシピには、そばに注ぐ飲みものが添えてある。

目次

  • パンのテーブル
  • はじめる前に
  • この本の使い方
  • 第1部 朝ごはんの前
  • 1 失敗しようのないものから始める
    1. やかんが沸く前に
    2. 作業台で
    3. 丘の農家の台所、むかし
    4. 窓辺で、七時半
  • 2 きのうのパンのほうがこんがり焼ける
    1. パン入れのそば、朝早く
    2. 作業台で
    3. 北の港のパン屋、むかし
    4. ケーキクーラーのそばで
  • 3 使う前に、米の音を聞く
    1. 学校のお祭り、何年も前の夏
    2. 食料庫の棚
    3. 作業台で
    4. 台所の時計の下で
もっと見る
  • 4 デーツの三分の二近くが砂糖
    1. 土曜日、牛乳が届く前
    2. オアシスの市場、むかし
    3. 食料庫の戸口で
    4. 作業台で
  • 5 屋根の雪のように、ゆっくり溶かす
    1. 家の裏のいちご畑、何年も前
    2. 朝、果物かごのそばで
    3. 作業台で
    4. 開いた窓の近くで
  • 6 パンに飲む時間をやる
    1. 日曜日、七時
    2. 夜のパン屋の裏庭、むかし
    3. 作業台で
    4. 温かい皿のまわりで
  • 7 泡が開いたままになったら裏返す
    1. 土曜日、散歩の前
    2. 作業台で
    3. 松林の宿
    4. 鉄板のそばで
  • 8 最初のパンケーキは、いつもかたまりになる
    1. 朝早く、ガラスに霜
    2. 凍った市場の広場、むかし
    3. 作業台で
    4. 食器棚のそばの角
  • 9 粉と水と油と塩、それだけ
    1. 七時半、テーブルに粉
    2. 作業台で
    3. いちじくの木のそばの石の小屋
    4. 戸口の外のベンチで
  • 10 厚さをそろえる、それが秘密のすべて
    1. 水曜日、日の出前
    2. 南の平原のトタン屋根、むかし
    3. 粉入れ
    4. 作業台で
    5. つり下げた鍋の下で
  • 第2部 午前のなかごろ
  • 11 ボウルにふたつ入れて、十時にはパン
    1. 作業台で
    2. 小道のつきあたりの牛乳屋、むかし
    3. オーブンのそばの温かいタイルの上で
    4. 十時、やかんを火に
  • 12 熱湯と油と、うずまき
    1. 朝の郵便
    2. すずかけの木の下のランタン、むかし
    3. 作業台で
    4. 窓辺の腰かけ、昼前
  • 13 冷たいバター、すばやい指、そしてあとはさわらない
    1. 戸口で、九時
    2. 作業台で
    3. 渡し場のそばの喫茶室、むかし
    4. 庭のベンチで
  • 14 ドアをたたくように、底をたたいてごらん
    1. 金曜日、窓に雨
    2. 牛小屋の上の農家、むかし
    3. 作業台で
    4. パン板のそばで
  • 15 バナナは黒いほど、いいパンになる
    1. 八百屋の角、むかし
    2. 作業台で
    3. オーブンの時計で一時間
    4. 昼前、ランプの下で
  • 16 生地より先に、フライパンがオーブンに入る
    1. 十時半、床に日だまり
    2. 作業台で
    3. ハコヤナギの木の下の幌馬車、むかし
    4. 庭へ降りる段
  • 17 広がるすきまをあけておく
    1. 橋の下の家船、むかし
    2. 午前のなかごろ、天板がふたつ
    3. 作業台で
    4. 外の、りんごの木の下で
  • 18 十二回混ぜたら、やめる
    1. 火曜日、昼前
    2. 栗の木の下の広場、むかし
    3. 窓台のハーブの鉢のところで
    4. 作業台で
  • 19 一、二、三、ほかには何もなし
    1. バター皿、昼前
    2. 作業台で
    3. 雪のなかの黒いかまど、むかし
    4. 暖炉の前の敷物、お昼の少し前
  • 20 熱い牛乳を注いで、手早く混ぜる
    1. 南のバスターミナル、むかし
    2. チーズボード、昼前
    3. 作業台で
    4. オーブンの扉のそばの丸椅子で
    5. もうすぐお昼
  • 第3部 昼
  • 21 イーストは生きていて、おなかをすかせている
    1. 昼、粉入れのそばで
    2. 作業台で
    3. 南の中庭、むかし
    4. 長いテーブルでお昼ごはん
  • 22 熱いオーブンが、ピザの半分
    1. 十二時、オーブンの扉のそばで
    2. 作業台で
    3. 湾を見おろす通り、むかし
    4. 十二時半、皿を並べて
  • 23 指を底まで押しこむ
    1. 一時十分前、オリーブの瓶のそばで
    2. 作業台で
    3. オリーブ農園、むかしのある秋
    4. 裏口の段、一時過ぎ
  • 24 鉛筆くらい細く転がす
    1. 一時、パン板のところで
    2. 谷のパン屋、何年も前
    3. 作業台で
    4. あとで、クッキーの缶
  • 25 ベッドを整えるように、端を下に入れこむ
    1. 一時十五分、はかりのところで
    2. 作業台で
    3. 街の階段室、むかし
    4. お昼ごはん、ランプはまだ消したまま
  • 26 うつろなノックの音に耳をすます
    1. 一時半、型の棚の下で
    2. 作業台で
    3. 街の夜のパン屋、むかし
    4. パンが出たあとの食器棚
  • 27 弱火と、少しの辛抱
    1. 二時、火の消えた炉のそばで
    2. 作業台で
    3. 海辺の石の台所、むかし
    4. ランプのそばで、雨の昼下がり
  • 28 焼きぶくれさせよう、焼きぶくれが味なんだ
    1. 正午、いちばん熱いオーブン
    2. 桑の木のうしろの庭、むかし
    3. 作業台で
    4. 長いテーブル、皿を温めて
  • 29 一回ねじって、下へ折る
    1. 一時十五分前、コンロのそばで
    2. 作業台で
    3. 春のお祭り、むかし
    4. 庭の塀の上で、昼下がりのはじめ
  • 30 ベーグルは、焼く前にゆでる
    1. 十二時半、またコンロのそばで
    2. 作業台で
    3. 大洋の向こうの地下のパン屋、真夜中
    4. 片づいたテーブル、お昼の終わり
  • 第4部 午後
  • 31 カタツムリの殻のようにきっちりと
    1. 三時、通学かばんをおろして
    2. 作業台で
    3. 凍った港のそばのカフェ、ある冬
    4. 四時、やかんを火にかけて
  • 32 ゆっくり練った糊は絹になる
    1. 二時半、小さなコンロのそばで
    2. 引き戸のある店、むかし
    3. 作業台で
    4. ランプをともす前のパン板
  • 33 バターを少しずつ入れる
    1. 三時半、日なたのバター皿
    2. 作業台で
    3. 川べりの菓子工房、十七のころ
    4. 日なたの踏み段、夕方近く
  • 34 右をまんなかへ、左をまんなかへ
    1. 三時、窓辺の腰かけで
    2. 古い家の並ぶ路地、むかし
    3. 作業台で
    4. ゼラニウムのそば、四時過ぎ
  • 35 パイナップルはひとかけらも入っていない
    1. 四時、果物かごのとなりで
    2. 作業台で
    3. 天井の扇風機の下の店、何年も前
    4. 庭のベンチ、夕方近く
  • 36 指二本に二回巻きつける
    1. 三時半、テーブルの上のすり鉢
    2. 作業台で
    3. 渡し場のそばの角のパン屋、むかし
    4. 裏口を開けて、五時前
  • 37 いちばんおいしいところは型の底にある
    1. 四時十分、はちみつの棚のそばで
    2. 作業台で
    3. 松林のはずれの巣箱、八月
    4. 五時、ひっくり返したお皿
  • 38 手にずしりと感じるまでしぼる
    1. 四時半、砂糖つぼのそばで
    2. 作業台で
    3. 凍った町の広場、断食の前
    4. 庭の戸口、もうすぐ五時
  • 39 スパイスはイーストをゆっくりにするから、時間をあげて
    1. 四時、スパイスの缶を開けて
    2. 作業台で
    3. タイルのストーブのある農家、むかし
    4. 夕暮れが近づき、ランプをともして
  • 40 切りひらいて、しま模様を見せてごらん
    1. 五時、光が金色になって
    2. 青いよろい戸のパン屋、むかし
    3. 作業台で
    4. 午後の終わり、窓辺で
  • 第5部 夕方
  • 41 湯気だって火と同じようにパンを焼ける
    1. 夕暮れ、長いテーブルで
    2. 病院の台所、真夜中過ぎ
    3. 作業台で
    4. コンロのそば、ふたをして
  • 42 ひだ十二はまだはじまり
    1. テーブルの上のランプ
    2. 作業台で
    3. 港の市場、四十年前
    4. 七時過ぎ
  • 43 キャベツは思っているより甘い
    1. 寒いホームで
    2. ウラおばさんの屋根裏の台所
    3. 作業台で
    4. 夕ごはんの二十分前
  • 44 両側をきっちり巻きあげて、小さな舟のように
    1. ランプの明かり、裂き織りの敷物のそばで
    2. ぶどうのつるにおおわれた庭、むかし
    3. 作業台で
    4. 暗くなってから、お皿を出して
  • 45 ひとつはあなたに、ひとつはわたしに、ひとつはお隣さんに
    1. テーブルの奥の端
    2. 作業台で
    3. 階段の踊り場の向かい、何年も前
    4. お皿を片づける前に
  • 46 このパンにナイフはいらない
    1. 食器棚のそばで
    2. 凍った湖のそばの炊事小屋
    3. 皿洗いと寝る時間のあいだ
    4. 作業台で
  • 47 カタツムリみたいに巻いて、車輪に切る
    1. 壁ぎわの長いす
    2. 作業台で
    3. 波止場のカフェ、ある夏
    4. 七時半、オーブンがカチカチ鳴って
  • 48 甘い水にくぐらせて、それからごまに
    1. 火の消えた暖炉
    2. 作業台で
    3. 渡し場、夜明けに
    4. 九時、テーブルクロスの上のパンくず
  • 49 生地はまだ大きくなるから、ゆるく結ぶ
    1. コート掛けのそばのひじかけいす
    2. 粉ひき小屋の裏、ある秋
    3. 作業台で
    4. 九時十五分前
  • 50 はさみはほとんど寝かせて持つ
    1. たきぎ箱のそばの低い腰かけ
    2. 白樺林のはずれで
    3. 作業台で
    4. もうすぐ寝る時間
  • 第6部 夜
  • 51 眠っているあいだに時間がこねてくれる
    1. 九時、ランプを低くして
    2. 作業台で
    3. わが家の下のパン屋
    4. 寝る前に
  • 52 オーツ麦にはわたしより夜が要る
    1. 夕ごはんのあと、オーツ麦の缶
    2. 北の丘の農場
    3. 作業台で
    4. 夜ふけ、ボウルにふたをして
  • 53 ペットのようにえさをやる瓶
    1. 食料部屋の棚
    2. 作業台で
    3. 路地のいちばん奥の家
    4. 十時、瓶にしるしをつけて
  • 54 平たいパンでも、おなかをすかせた人を満たす
    1. はかりのそばで
    2. 作業台で
    3. 橋の上のパン屋
    4. 夜ふけ、冷たいところのかご
  • 55 瓶から出たものは、何ひとつむだにならない
    1. テーブルランプの下で
    2. 崖の小道の宿
    3. 作業台で
    4. 夕ごはん、暗くなってから
  • 56 今日焼いて、明日切る
    1. 種の瓶のそばのすみ
    2. 作業台で
    3. 港の石垣のそばのベンチ
    4. 十時の台所、ランプを低くして
  • 57 焼くというより、かわかす
    1. スパイスの棚のそばの高い腰かけ
    2. 作業台で
    3. 峠のてっぺんの山小屋
    4. 夜ふけ、オーブンの扉を少し開けて
  • 58 焼いているあいだ、だれもドアをばたんと閉めない
    1. 窓辺の腰かけ
    2. 作業台で
    3. 広い川のほとりの木の町
    4. 真夜中近く
  • 59 バターの上着と砂糖の上着
    1. 温かいオーブンの扉のそばで
    2. 冬の市、むかし
    3. 作業台で
    4. 九時半、どこもかしこも砂糖
  • 60 バターと生地は同じ柔らかさでなければ
    1. 裏窓のそばの大理石の台
    2. 地下のパン屋、朝の三時
    3. 作業台で
    4. 二日目の晩
  • 61 輪には終わりもはじまりもない
    1. テーブルの上座
    2. 名づけ親の台所、むかし
    3. 作業台で
    4. ろうそくをともし、ランプを暗くして
    5. 長い一日の終わり
  • 著者より
  • さくいん
  • 奥付

出版社より

最初の生地からパンを教えてくれる、やさしい台所の会話。

テーブルのふたつの声が、この本にぬくもりを与えている。アントンは、暑く乾いた土地の平たいパンや、雪の町の甘いパンを思い出し、ヴェーラは、はじめての人ならだれでも聞きたいことを聞く。ふたりのあいだで、パンの基本がひとつずつ届く。小麦粉と水だけの最初の生地、イーストを使わない手早いパン、イースト、こねること、形づくること、蒸すこと、そして夜には、ゆっくり育てる生地とサワー種のパン。

レシピは家族でつくるのに実用的で安全だ。オーブンもコンロも熱湯もかならず大人にまかせ、いちばん小さな手にもできる仕事が用意されている。思い出は短くてあたたかく、問いとクイズと新しいことばの一覧のおかげで、焼きながらいっしょに学べる。

評価のポイント

  • いろいろな土地のパンとおやつ61品を、やさしいものから順に
  • 子どもと大人それぞれの手順がはっきりわかり、オーブンとコンロの安全も書いてある
  • どのレシピにも思い出がひとつ、およそ半分には合う飲みもの

こんな人におすすめ

  • 子どもといっしょにパンやおやつを焼きたい親や祖父母
  • ほかの国のパンやお菓子に興味がある人

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