紙の書籍(ペーパーバック)
A5判(148×210mm)・ペーパーバック · 264ページ
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基本情報
| 著者 | ドイツ ヘルベルト・エッサー |
|---|---|
| カテゴリー | ペットの飼い方 / 生き物・動物 |
| 本の言語 | 日本語 |
| 発売日 | 2026年11月2日 |
| ページ数 | 264ページ |
| 商品番号 | TB-W0011-JA |
| 読む時間の目安 | 約6時間40分(1分に360字で読んだ場合) |
| 印刷用PDF | A5判・本文PDFと表紙PDF(塗り足しつき:3mm/3.175mm の2種類がダウンロード可能です。) · 264ページ |
この本のカテゴリー
本の紹介
年をとったハムスターの小さな変化を読みとり、住まい・食事・さわり方・一日の流れを整えて、その晩年をおだやかで満ちたものにする方法が身につきます。ゴールデンハムスターのクレムを囲む家族の問いを、世話をしてきた祖父が一つずつ答えていく一冊です。回し車が静かになった夜から始まり、動物を愛する人が抱く疑問に答え、各課の終わりには「気をつけたいこと」をはっきりまとめています。
真夜中、回し車の音がやんだ。そこから家族の問いが始まり、年老いた小さな友だちとの、やさしい暮らし方が見えてくる。
ゴールデンハムスターのクレムは、生涯のほとんどを夕方から明け方まで回し車を回して過ごしてきました。ところがある冬の夜、その音がぴたりとやみます。昼間クレムの世話をしている祖父アーサーは、家族の問いを書きとめはじめました。どうしてこんなに眠るのか。なぜ餌入れがいっぱいのままなのか。病気なのか、それとも年をとっただけなのか。わたしたちに何ができるのか。
全18課は、その問いを順にたどります。最初の心配な夜から、落ち着いた幸せな毎日まで。各課はいくつかの問いに静かで好奇心に満ちた語りで答え、ある晩の食卓で出た短い問いをまとめ、最後に「気をつけたいこと」で結びます。年齢によるふつうの変化と、獣医さんに見せたほうがよい変化の見分け方です。
その歩みの中で、家族はケージを一階建てに変え、床材を深くし、毎週の体重表をつけはじめ、通院用のかばんを用意し、年老いた心のための小さな冒険を見つけ、大人と子どもで世話を分け合います。巻末には、各課のまとめ、世話の暦、すべての「気をつけたいこと」を一か所に集めました。
この本で身につくこと
- 年齢によるゆるやかな変化と、その日のうちに獣医さんに見せたい変化を見分けられる
- 目だけでは見落とす変化を映す、かんたんなノートと毎週の体重表をつけられる
- においで暮らすハムスターを驚かせずに、ケージ・床材・遊び場を弱った足に合わせて整えられる
- 年老いたハムスターのさわり方・掃除・通院を、ハムスターにもあなたにも負担の少ない形でできる
- 巣の近くでできる短く安全な冒険で、年老いた心の好奇心を保てる
- 家族で世話を分け合い、これからのことを正直に、落ち着いて、やさしく話し合える
目次
- ゆっくりになった百の夜
- はじめに
- 第1部 夜が変わる
- 第1課 回し車が静かになった:初めて気づいた夜
- 一つ目:なぜ回し車は静かになったのか?
- 二つ目:クレムとはどんな子で、だれが世話をしているのか?
- 三つ目:病気なのか、それともただ年をとってきただけなのか?
- 四つ目:最初の朝、わたしたちは何をしたのか?
- 五つ目:なぜ、ただ様子を見ていてはいけないのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第2課 何歳からが年寄りなのか:ハムスターの年を数える
- 一つ目:シリアンハムスターはどのくらい生きるのか?
- 二つ目:ハムスターの月数を人間の年に置きかえられるのか?
- 三つ目:ハムスターはいつ年寄りになるのか?
- 四つ目:なぜあんなに小さな体は、あんなに速く生きるのか?
- 五つ目:ドワーフハムスターの一生は何かちがうのか?
- 六つ目:年齢を知ることで、わたしたちの何が変わるのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第3課 小さな変化、大きな意味:最初のしるしを読む
- 一つ目:そもそも、なぜ書きとめるのか?
- 二つ目:ノートには何を書くのか?
- 三つ目:どの変化が年によるものなのか?
- 四つ目:どの変化は、すぐ獣医に見せるべきなのか?
- 五つ目:ヘイル先生のところでは何があったのか?
- 六つ目:受診のあと、何が変わったのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第2部 年をとった体をわかる
もっと見る
- 第4課 黙っている体:ハムスターはなぜ具合の悪さを隠すのか
- 一つ目:クレムはなぜ、どこか悪いことを隠すのか?
- 二つ目:こわがらせずに見守るには、どうすればいいのか?
- 三つ目:姿勢は何を教えてくれるのか?
- 四つ目:動き方の何に気づけばいいのか?
- 五つ目:毛づくろいはなぜそれほど大事なのか?
- 六つ目:その子にとってのふだんを、どうやって知るのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第5課 歯とほお袋:年をとった口をよく見る
- 一つ目:前歯はなぜ黄色いのか?
- 二つ目:伸びつづける歯は、どうなっていくのか?
- 三つ目:ほお袋は本当はどこまであるのか?
- 四つ目:いやがらせずに口の中を見るには、どうすればいいのか?
- 五つ目:かじるものには何を用意すればいいのか?
- 六つ目:食べる姿を見て、何がわかったのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第6課 毛と皮膚と目:外に表れる変化
- 一つ目:毛はなぜ薄くなってきたのか?
- 二つ目:皮膚から何がわかるのか?
- 三つ目:目はなぜにごって見えるのか?
- 四つ目:ひげは何のためにあり、変わっていくのか?
- 五つ目:年をとったハムスターは、においが変わるものなのか?
- 六つ目:やさしく確かめるには、どうすればいいのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第7課 あいだの時間:眠り、あたたかさ、年をとった時計
- 一つ目:クレムはなぜ、いまはあんなによく眠るのか?
- 二つ目:クレムはなぜ、おかしな時間に目を覚ますのか?
- 三つ目:まわりの部屋は、どのくらいあたたかくすればいいのか?
- 四つ目:寒い部屋は、年をとったハムスターに何をもたらすのか?
- 五つ目:クレムの一日のまわりの、光や音を変えたほうがいいのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第3部 ゆっくりになった足のための住まい
- 第8課 三階建てから平屋へ:ケージを並べかえる
- 一つ目:高い段が、いまはなぜ心配なのか?
- 二つ目:小さな体にとって、段から落ちるとはどういうことか?
- 三つ目:いやがらせずに階を減らすには、どうすればいいのか?
- 四つ目:ゆっくりになった足には、どんな坂がいいのか?
- 五つ目:餌と水は、どこに置けばいいのか?
- 六つ目:新しい配置がうまくいっていると、どうしてわかるのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第9課 やわらかな地面:床材、巣穴、巣
- 一つ目:深い床材が、いまはなぜ大事なのか?
- 二つ目:巣は、わたしたちが作ってあげたほうがいいのか?
- 三つ目:住まいをこわさずに掃除するには、どうすればいいのか?
- 四つ目:巣から何がわかるのか?
- 五つ目:巣を開けずに様子を確かめるには、どうすればいいのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第10課 無理なく動く:回し車、トンネル、やさしい運動
- 一つ目:ゆっくりになってきたのに、なぜ動くことはいまも大事なのか?
- 二つ目:古い回し車は、いまも安全なのか?
- 三つ目:めったに使わないなら、回し車は片づけたほうがいいのか?
- 四つ目:年をとったハムスターには、どんな遊びが合うのか?
- 五つ目:どのくらいで足りるのか、やめどきはどうしてわかるのか?
- 六つ目:まったく動きたがらなかったら、どうするのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第11課 待つ手:年をとったハムスターの扱い方
- 一つ目:驚かせずに起こすには、どうすればいいのか?
- 二つ目:いちばん安全な持ち上げ方は?
- 三つ目:いまは、どのくらいの時間抱いていればいいのか?
- 四つ目:子どもたちの決まりは何か?
- 五つ目:体重をはかるときや受診のときは、どうやって移すのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第4部 食べもの、世話、健康の確かめ
- 第12課 餌入れが減らないとき:食欲が変わってきたら
- 一つ目:いっぱいの餌入れは、いつも悪いしるしなのか?
- 二つ目:年をとったハムスターは、なぜ食べ方が変わるのか?
- 三つ目:ふだんの餌を食べやすくするには、どうすればいいのか?
- 四つ目:本当に食べているものを、どうやって見守るのか?
- 五つ目:食べものについて、獣医に何を聞けばいいのか?
- 六つ目:食べ方の変化は、いつ急を要するものになるのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第13課 冷蔵庫の二つの数字:水と体重
- 一つ目:見るだけでなく、なぜ毎週体重をはかるのか?
- 二つ目:じっとしていたくないハムスターの体重を、どうやってはかるのか?
- 三つ目:十分に水を飲んでいるかどうか、どうやってわかるのか?
- 四つ目:表のどんな変化があったら、獣医に行くべきなのか?
- 五つ目:線がゆっくり下がっていくあいだ、家では何ができるのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第14課 落ち着かせたまま清潔に:年をとったハムスターの衛生
- 一つ目:大がかりな掃除が、年をとったハムスターを前より落ち着かなくさせるのはなぜか?
- 二つ目:ふつうの日の部分的な掃除は、どんなふうにするのか?
- 三つ目:もっと念入りな掃除は、いまはどのくらいの間隔で、どこまでするのか?
- 四つ目:毛並みを清潔に保つのを手伝えるのか?
- 五つ目:お尻がよごれたり、ぬれたりしていたら、どうすればいいのか?
- 六つ目:やさしくした調子がその子に合っていると、どうしてわかるのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第15課 受診かばん:記録と質問を持って獣医へ
- 一つ目:受診かばんには何を入れるのか?
- 二つ目:行き帰りのあいだ、どうやってあたたかく落ち着かせておくのか?
- 三つ目:ヘイル先生は何をして、わたしたちは何を伝えればいいのか?
- 四つ目:聞く値打ちのある質問はどれか?
- 五つ目:家に帰ったら、何をするのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第5部 よい晩年
- 第16課 小さな冒険:年をとった心を退屈させない
- 一つ目:年をとったハムスターにも、まだすることが必要なのか?
- 二つ目:ゆっくり動くハムスターにとって、散らし餌はどう役立つのか?
- 三つ目:においはなぜそれほど大事なのか、どう生かせばいいのか?
- 四つ目:さし出しても安全でやさしい、新しい手ざわりは何か?
- 五つ目:遊びはどのくらい続ければよく、やめどきはどうしてわかるのか?
- 六つ目:その子を取り囲まずに、家族みんなで冒険を分けあうには、どうすればいいのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第17課 たくさんの手、一匹のハムスター:家族で世話を分けあう
- 一つ目:だれが何をするのか、なぜそれを書いておくのか?
- 二つ目:子どもたちには何ができ、何は大人にまかせるべきなのか?
- 三つ目:だれかが留守のときや忙しいときは、どうするのか?
- 四つ目:家族の気持ちとは、どう向き合えばいいのか?
- 五つ目:これからのことを、正直に、やさしく話すには、どうすればいいのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 第18課 ひと晩ずつ:晩年のための落ち着いた日課
- 一つ目:いまのその子にとって、落ち着いた日課とはどんなものか?
- 二つ目:その子がよい暮らしをしているかどうか、どうやってわかるのか?
- 三つ目:なぜよい日に目を向けるのか、どうやってそうするのか?
- 四つ目:いまになっても、獣医に見せるべき変化はどれか?
- 五つ目:おそれずに、終わりへの備えをするには、どうすればいいのか?
- 六つ目:いまのふつうのよい晩とは、どんな感じなのか?
- 食卓の問い
- 気をつけたいこと
- 各課のまとめ
- 晩年の暦
- 気をつけたいことを一か所に
- 頼れるところ
- 奥付
出版社より
小さな命の晩年に寄りそう、あたたかく観察の行き届いた一冊。飼い主が実際に抱く問いから生まれた本です。
ハムスターの老いは、数か月のうちに一気にやってくることがあり、経験のある動物好きでも戸惑います。この本は、その時をあせらずに迎えます。決まりを並べるのではなく、一つの家族と一匹のハムスターが実際に抱いた問いをたどるので、どの答えにも理由と場面がついてきます。
語り手はよく観察し、声に出して不思議がります。その好奇心は読む人にもうつります。一分間に数百回打つ心臓や、黄色いのがふつうの前歯といった小さな事実が、ケージの中の動物をよりはっきり見るための手がかりになり、身近なたとえで覚えやすくなっています。
実際の暮らしに役立つ課がとくに頼りになります。高い階を一つずつ取り外すこと、においの地図を残すために半分ずつ掃除すること、じっとしていないハムスターの量り方、獣医さんへのメモと質問を入れた通院かばんの用意などです。
気になる様子はすべて獣医さんへつなぐ姿勢が一貫しており、終わりの課では家族それぞれの気持ちが心をこめて描かれます。よく見ることの本であり、よく見ることが小さな動物の最後の季節にどれほど多くを与えられるかを伝える本です。
評価のポイント
- 問いと答えで進む全18課、各課の終わりに「気をつけたいこと」
- 年齢によるふつうの変化と、獣医さんに見せたい変化をはっきり区別
- 弱った足に合わせたケージ・床材・さわり方・掃除・遊びの具体的な工夫
- 世話の暦と、すべての「気をつけたいこと」を巻末に一か所にまとめた
こんな人におすすめ
- ハムスターが年をとってきた人、またはその時に備えておきたい動物好きの人
- 小さなペットの世話を家族で分け合い、子どもにも安全に関わってほしい家庭
- よい世話の手順だけでなく、その理由まで知りたい飼い主
ハムスターの様子が気になるときは、獣医さんに相談してください。
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