紙の書籍(ペーパーバック)
A5判(148×210mm)・ペーパーバック · 128ページ
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基本情報
| 著者 | イタリア エツィオ・マッサ |
|---|---|
| カテゴリー | ことわざ・格言 / 世界の文化 / 旅の読み物 / 民俗学 |
| 本の言語 | 日本語 |
| 発売日 | 2026年11月2日 |
| ページ数 | 128ページ |
| 商品番号 | TB-W0017-JA |
| 読む時間の目安 | 約3時間40分(1分に360字で読んだ場合) |
| 印刷用PDF | A5判・本文PDFと表紙PDF(塗り足しつき:3mm/3.175mm の2種類がダウンロード可能です。) · 128ページ |
この本のカテゴリー
本の紹介
「ドイツ語のことわざを、中国語やロシア語のものと並べてみてください。同じ助言が、違う上着を三枚着ているだけだとわかりますから」と旅人は言った。いくつもの道が出会う小さな宿で過ぎていく一年。宿の主人と、季節ごとに戻ってくる旅人が、心の動きをひとつずつ取り上げ、さまざまな言葉のことわざおよそ二百を並べて語り合う。
ことわざ二百、四つの季節、そして宿の戸口のひとつのランタン。
いくつもの道が出会う小さな宿で、主人は毎晩、戸口のランタンに火をともす。季節がめぐるたびに、旅先で集めた言葉を書きためた手帳を持って旅人が戻ってきて、二人は夜遅くまで語り合う。
一章はそうした一晩で、春の雪どけから冬の終わりまでの十二の夜が続く。どの章も心の動きをひとつ取り上げる。はじまり、忍耐、友情、恋しさ、怒り、勇気、感謝、悲しみ、郷愁、見知らぬ人への親切、許し、そして足るを知ること。
さまざまな言葉のことわざや言い習わしが、およそ二百並ぶ。それぞれに原文と日本語の意味、そして背景にある習わしや物語が添えられている。遠く離れた土地のことわざが、自分たちの言い方で同じことを語っているのに、何度も気づかされる。
短い会話の例が、読む人を旅の途中に立たせる。乗りそこねた列車、宿の台所で分け合うパン、故郷に書く絵はがき、雪のなか遅れて着く夜。どの章にも、旅先で試せる小さなことと、言葉や習わしや祭りについての短い寄り道がある。
次の旅に持っていけるもの
- さまざまな言葉のことわざや言い習わし、およそ二百(それぞれ原文つき)
- ひとつひとつの意味と、その背景にある習わしや物語や言葉
- 旅先でことわざが実際にどう使われるかを示す会話の例
- 地域のちがうことわざを並べ、共通するものを聞き取る見方
- はじまりから足るを知ることまで、一年をかけてたどる十二の心の動き
- 旅先でも家でも試せる、章ごとの小さなこと
- 旅人が出会う言葉や習わしや祭りについての短い寄り道
目次
- 心の暦
- この本の地図
- 早春と最初の一歩
- ふたたび灯るランタン
- どこでも難しい始まり
- 足もとの一歩
- 始めれば半分
- 形の崩れた最初のパンケーキ
- 鍛えることと何かから始めること
- 里という単位
- 春に立てる計画
- 最後まで残る希望
- 切符に書く言葉
- ガラスに落ちる最初のしずく
- 春の雨と忍耐
- ランタンのガラスに降る雨
- ゆっくり満ちる升
- ちりが山に
- 石をうがつ水
- 鳥のゆっくりした巣づくり
- ゆっくり歩く道
- 石の上の三年
- 早く引かれた苗
- 穀物をはかる古い升
- 待ち時間の一覧
- 安らぎへの鍵
- 花と古い友
- 花の下の手紙
- 道より先の道連れ
- 花びらの下のお弁当
- 量られる古い友情
- 宝とルーブル
- 苦しいときの助け
- 苦くて正直な言葉
- 異郷の道の友
- 選び取った兄弟
- 友のあいだのはっきりした勘定
- 二つの言語の絵はがき
- 古い絆を温める
もっと見る
- 長い日と恋しさ
- 開いたままの問い
- 慕わしさか忘却か
- 目から遠く
- 一日に三つの秋
- サウダージという言葉
- 隠せない咳
- 心の聞かぬ理屈
- 遠くから聞こえる太鼓
- 遠くの棒
- 長い夕暮れの手紙
- 丘の上の雲
- 夏の嵐と怒り
- 辻の上の雷
- 怒りのあとに数える損
- 夜の助言
- 筆の三画
- スズメと四頭の馬
- しかるべき場所の怒り
- 茶碗と繕われたもの
- 気性の語源
- 切符の上のことわざ
- 丘を去る雨
- 真夏と勇気
- 高い峠からの帰り
- 怖がる目、働く手
- 虎の前の正気
- 森の端の狼
- 吠えるだけの犬
- 蛇と縄
- 四つの言葉で言う挑戦
- 七度転んで八度起きる
- 起き上がる人形
- 一日にひとつの小さな恐れ
- 暑さのなかのランタン
- 収穫と感謝
- 夕暮れの荷車
- 水とその源
- 井戸に投げる石
- 友のあいだの塩
- カエルとオタマジャクシ
- もらった馬の歯
- 四十年のコーヒー
- 実った稲の穂
- 食事の前の言葉
- 昔の宿の主への便り
- ランタンのそばのリンゴ
- 落ち葉と悲しみ
- 粉屋の空いた席
- 半分になる悲しみ
- 月にかかる雲
- 老人の馬
- 朝で終わる夜
- 過ぎゆく時の指輪
- 道の曲がり角
- ともに悲しむこと
- ページにはさむ一枚の葉
- 濡れた葉を照らすランタン
- 晩秋と郷愁
- 戸口での問い
- ひとつの炉辺、いくつもの言葉
- わが炉辺の黄金
- わらの巣と金の巣
- 根に帰る木の葉
- 養ってくれる場所
- 家の鶏
- 医学生の新しい言葉
- 炉辺を数える
- 道に向いたランタン
- 初雪と親切
- ランタンのガラスに積もる雪
- 神に愛される客
- 二日のあとは鍬
- よそ者の作法
- 家にあるものは何でも
- 道の連れ
- めぐって戻る親切
- 互いの陰で
- 客の神
- ポケットのなかの贈り物
- 門の前の足あと
- 長い夜と許し
- いちばん長い夜
- 泳ぎの名手と木登りの名手
- 欠点のない者はいない
- 打ち明けた過ち
- 転ぶ前の高ぶり
- また会うための余地
- けんかのあとの友
- 壁のひび
- 水車を過ぎた水
- ヤルダーのザクロ
- 道のための二つの言葉
- 夜明け前の油
- 冬の終わりと足るを知ること
- 辻の雪解け
- 十分というごちそう
- 手のなかの鳥
- ふとんの長さ
- 腹八分目
- ちょうどよいを表す言葉
- 門口の笑い声
- 悪天候にはよい顔を
- 実りの前の雪
- 十分だった三つのこと
- ふたたび曲がる道
- 最後にひとつだけ問いを
- 奥付
出版社より
旅する人のための、あたたかく賢い道連れ。人が昔から持ち歩いてきた小さな知恵の本。
この本を読むのは、たくさんの道を歩いてきた人と、あたたかいランタンのそばで過ごす一晩に似ている。宿の主人がたずね、旅人が手帳から答える。そのあいだに、さまざまな言葉のことわざが並べられ、それぞれに原文と平易な意味、そして旅先でそれを耳にしたり口にしたりする短い場面が添えられる。
季節に沿って、本は早春の希望から晩冬の静かな満ち足りた心へと進んでいく。ゆったりとした語り口は、一晩に一章ずつ、家で、あるいは戸口に荷物を用意したまま、ゆっくり読むのに向いている。
評価のポイント
- さまざまな言葉のことわざおよそ二百。どれにも原文と意味がある
- 四つの季節をめぐる十二章。各章がひとつの心の動きを取り上げる
- 読む人を旅のふだんの場面に立たせる会話の例
- どの章にも、試してみる小さなことと、言葉や習わしについての短い寄り道
こんな人におすすめ
- 旅が好きで、出会う人たちが何を言っているのか知りたい人
- ほかの言葉の言い回しやことわざを集めるのが好きな人
- ふだんの言い回しの裏にある物語に興味がある人
- 一晩に一章ずつ、ゆっくり読めるあたたかい本がほしい人
- 食卓で家族や友人と分かち合える言葉を探している人
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